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症例写真の正しい見方(写真に騙されない)

フェイスリフト写真の正しい見方

1. 寄りすぎアップの写真に要注意

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シンシアでフェイスリフト症例写真を撮るときにはなるべく近づきすぎないようにしています。
それは、写真というのは近づいてとるとレンズの特性上辺縁がゆがんでくるので実際に見た感じとは大幅に異なってくるからなのです。
顔全体ならこの写真よりももっと遠くから50〜80o位のポートレートに向いたくらいの焦点距離でとるのがいいと思います。

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これが、症例写真として何の参考にもならない写真の撮りかたです。
近くから撮りすぎているので顔の実際のバランスが大いに崩れてしまうので腫れもたるみもわかったものではありません。
実際に人間が見た感覚と乖離してしまうのです

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近くからアップで撮るということはかなり広角が必要になるのでこの写真のようにレンズの特性上辺縁がゆがみやすいということです。 そうすると写真周辺のたるみなどを評価することはほとんどできません。

2. トリミングの度合いが強い写真にも要注意

また遠くからゆがみのない写真を撮っていてもトリミングによって顔が妙にアップになっている場合も要注意です。
たとえば

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ほうれい線が浅くなって全体的に引き締まっています。フェイスラインもすっきりとしています。
フラッシュなどは使っていません。

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たるみ具合は全然違いますね。

実はこれらの写真どのようにとっているかというと

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笑い事ではなく実際にこのようにして写真を撮っているクリニックが存在します。
ひどいところでは仰向けの写真を恥ずかしげもなく術後写真として載せているところもあるのです。
顔しか映っていなくて引力の方向がわからないような写真は評価の対象として不適切です。
シンシアでは症例写真を撮るときのカメラのレンズはいつも水平で条件をそろえるということを徹底しています。

また上の写真ではフェイスラインの状態もわかりますがもっとトリミングしてフェイスラインを隠している写真を紹介しているクリニック存在します。
ほうれい線だけ浅くなっているようなフェイスリフトの症例写真は本当は脂肪注入やヒアルロン酸の効果だけなのかもしれません。

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というようにある程度は全体像(首のたるみの改善も含めた)がわかる写真でなくてはいけません。

3.手術直後の“全く腫れていない・ひきあがっている写真”は意味がない

手術直後の腫れは誰もが気になるところですがフェイスリフトで腫れさせたくなければ剥離操作をせず、顔の端の方だけで皮膚を引っ張れば簡単です。 要求される技術も切って縫うことだけです。
剥離範囲が小さい場合術後の管理もいらないため術後のチェックすら省略して手軽さをアピールする場合もありますがフェイスリフトの場合極端な手軽さと効果の両立は不可能です。
耳の前だけ切って縫い上げる方法でも1〜2か月程度は上がっていますがSMASやリテイニングリガメントの抵抗に負けて傷が汚くなりながらあっという間に元通りに戻っていきます。
手術直後の“全く腫れていない”は剥離をしていない手術だとカミングアウトしているようなものです。

4.長期術後写真が一番重要(術後どれくらいたっているか書いていない写真はあてにならない)

フェイスリフトという手術はどんな達人が行ってもどんな方法で行っても多少の後戻りがあると考えて間違いありません。
その後戻りを減らすためのSMASやリテイニングリガメントの処理なのです。
またフェイスリフト後は腫れがある程度あるものですが年齢とともにボリュームが減ってきている場合腫れの途中経過の状態、つまり本来よりも少しボリュームのある状態が一番若々しく見える場合があります。
この一番若々しく見える時期はしっかりした手術だとおよそ1か月目くらい、いい加減な手術をしている場合は2週間目位です。
よって術後の写真として時期を明確にしていない写真はこのころを使用していることが多く本当の手術の効果を代表するわけではありません。 そのクリニックのフェイスリフトの効果を見るためには最低でも3か月目以降の写真が載っていること。
できれば1年以上経過した写真があればなお正確に効果のほどを図ることができます。

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また長期経過をHP上で提示することができるクリニックは患者様との関係が良いということのバロメーターにもなります。
フェイスリフトの症例写真にはできるだけ効果が上がっているように見せようとするテクニックが多く隠されています。
フェイスリフトで技術のある医師は日本にもほんのわずかしかいません。

○腫れない・手軽をアピールし、偽りの引き上がり写真を使用するクリニック
○難しいことをたくさん書いてあるけれど写真を見ると小さすぎたりトリミングのしすぎで若返っているんだか若返っていないんだかあんまりわからないクリニック

上記のようなクリニックが多く見られます。
自分がこの先ずっと付き合っていく顔が写真やクリニックの狡猾な広告に騙されて“なんちゃってリフト”の犠牲になってもいいのでしょうか?
それは悲しいことです。
そうならないようにフェイスリフト写真の“目利き”になるお手伝いになればと思います。
もちろんシンシアにはたくさんの“手術の質がわかりやすいフェイスリフトの症例写真”があります。
フェイスリフトもシンシアに是非お気軽にご相談ください 。

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コスメディカルクリニックシンシア

又吉秀樹院長

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